台湾原住民族との交流会
台湾原住民族との交流会
1993年6月13日に発足した台湾原住民族との交流会は、台湾原住民族と日本の市民の「顔の見える交流」から、お互いの文化や歴史を理解しようとしています。政治的に中立な立場をとるこの会は、現在、日本と台湾の交流窓口の一つとなっています。
「台湾原住民族との友好親善と内外の団体および個人の交流」と「台湾原住民族の文化・歴史などに関する学術等、多方面での交流」をめざし、台湾原住民族への関心を共通項として、戦前台湾で生まれた世代から大学生まで、幅広い年齢層の人々が参加しています。会員の大半は日本人ですが、台湾原住民族のさまざまな立場の方々も会の活動に協力しています。台湾からは、原住民族やこれに関心をもつ市民、日本への留学経験者等が参加しています。
1994年12月の「エスニック・コンサート」ではタイヤル民族の合唱団、1996年の先住民族音楽彩祭では霧鹿村ブヌン民族伝統音楽団の公演に協力しました。また、1996年の10月には創立三周年を記念し、馬蘭アミ民族歌唱団の日本公演「馬蘭アミの歌声」およびシンポジウム「台湾原住民族の今」を開催し、成功をおさめました(シンポジウムは明治学院大学国際平和研究所との共催です)。2015年にはタロコ族の東冬侯温とその仲間を招いて「原初の唱和〜花綵列島の民の歌踊り」コンサートを開催しました。結成30年を迎えた会では、さらにさまざまな人々や団体との交流を深めようとしています。
※当会は、日本語の「先住民」に相当する「原住民」という呼称を会の名称に用いています。それは、「原住民」は、台湾で公的に通用している言語(いわゆる北京語)において”もともとの住民”を指し、台湾先住民の正名運動家たちが、差別感のない新語として、10年にわたる運動を経て勝ち取った自称であることを尊重したためです。一方、「先住民」という語は北京語では”先に往ってしまった民”という語意を持つため、原住民族の自称としては受け入れられなかった経緯があります。
【台湾原住民族との交流会】
設立年 | 1993年 |
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会員数 | 約100名 |
世話人代表 | 竹尾 茂樹 |
事務局 | 安場(やすば) |
活動内容
- 台湾原住民族に関する各種の情報の収集と会員への提供
- 台湾原住民族に関する研究や活動への情報提供と発信
- 台湾原住民族に関する研究発表を聞く場の設定
- 講演会やコンサートなど、台湾原住民族に関するイベントの開催
- 台湾原住民族の文化・芸術活動との連携・連帯
- ニューズ・レターの発行
- 台湾において大規模災害が発生した時の救援募金活動 等
入会方法
入会ご案内のページをご覧下さい。
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台灣原住民族交流會
1993年6月13日成立的台灣原住民族交流會,目的在使台灣原住民族與日本的市民從「面對面的交流」到能相互理解其文化及歷史。本會採政治中立的立場,現在已成為日本和台灣交流的一個窗口。我們以促進「與台灣原住民族的友好親善交流以及日本國內外團體與個人的交流」、「台灣原住民族的文化、歷史等的學術研究」為目標,抱著關心台灣原住民族的共通點,從光復前出生的世代到大學生,參加本會的人遍及各個年齡層。會員大多數為日本人,並有許多與原住民族相關的人士協助本會的活動。台灣方面,有關心台灣原住民族的民眾、留日的學生;日本方面,有和台灣有緣的人士、關心台灣原住民族的學生、學者、記者等參加。
本會組成邁向第三十年,更期望各方人士及團體加參加。
活動內容
- 收集與台灣原住民族相關的各種資訊並提供給會員各位
- 提供與台灣原住民族相關的各種研究以及活動資訊
- 介紹相關台灣原住民族的歷史,文化及藝術的錄影帶,電影,書籍等
- 提供了解台灣原住民族相關研究的機會
- 支援台灣原住民族的文化、藝術活動
- 舉辦演講及音樂會等與台灣原住民族相關的活動
- 發行會員通訊
- 台灣發生大規模災害時的募款活動